総合型選抜のミニ解説-大学入試

大学入試総合型選抜ミニガイドの表示画像

ks編集note > 総合型選抜のミニ解説-大学入試

総合型選抜とは

総合型選抜とは、受験生の持つ能力、意欲、適性、将来の目標などを多面的・総合的に評価する大学入試の方式です(旧:AO入試/アドミッションズ・オフィス入試〉)。

目的と評価

アドミッションポリシー

大学が定めるアドミッション・ポリシー(求める学生像)に、受験生が合致しているかを重視。その大学・学部で何を学びたいのか、入学後にどのような目標を持っているのか、個性やこれまでの活動実績などが評価の軸となります。

選考方法

一般的に書類審査(志望理由書、調査書、活動報告書など)と面接が中心となりますが、これに加えて以下のような多様な方法が組み合わされます。

  1. 書類審査(志望理由書・調査書・活動報告書など
  2. 面接(個人面接・グループ面接)
  3. 小論文・レポート
  4. プレゼンテーション/グループディスカッション
  5. 各教科・科目に関するテスト(学力検査)
  6. 大学入学共通テスト(大学によっては課される)
  7. 実技試験・作品審査(芸術・体育系など)

選考期間

選考期間は一般選抜に比べて長く、出願は 9月1日以降 に始まり、合格発表は 11月1日以降 に行われるのが基本です。

* 旧AO入試からの変更点
最大の変更点は、「学力評価」が必須となったこと。多面的・総合的な評価の一環として共通テストや学力検査、調査書、小論文などを通じて、何らかの形で基礎学力を確認することが求められています。

まず公式ホームページ、入試情報の基本

どの大学でも必ず公式HPに入試情報を掲載

トップページから「入試情報」や「受験生の方へ」コーナーへ進めば、最新の「募集要項(入試要項)」がPDFで公開されています。新しい制度や変更点は「NEW」「最新のお知らせ」に掲載。リアルタイムに近い情報を得られるのは公式サイトだけです。

大学の入試情報確認手順

入試対策は高校の先生に相談から

総合型選抜をはじめとする入試対策の第一歩は、高校の担任や進路指導の先生に相談することです。また、塾や専門サイト、対策本、大学説明会や公式HPなどの情報を組み合わせ、志望校に合った準備を進めましょう。

総合型選抜(大学入試)対策ソース

公式HPで入試情報を探す実践編

実際に大学公式HPにアクセスして、入試情報を確認してみましょう。ここでは、日本大学の「総合型選抜」ページと、早稲田大学の「入試情報一覧」を事例として紹介します。どの大学でも同様に、公式HPの「入試情報」から選考方法や募集要項を確認できます。志望校のサイトで必ず一度チェックしてみてください。

大学入試情報収集実践事例
image
読み込み中... 入学者選抜方法等のご案内
大学入試情報確認実践事例
image
早稲田大学入試制度 早稲田大学入学センター公式情報

大学入試は、総合型選抜だけでなく、学校推薦型選抜一般選抜を含む三つの方式で構成されています。

  • 学校推薦型選抜
    高等学校からの推薦を基に出願する方式
  • 一般選抜
    大学入学共通テストや個別試験を中心とした方式
  • 総合型選抜
    学力に加えて意欲や適性を多面的に評価する方式

大学によっては多様な入試名称や方法があります。詳細は必ず公式ホームページで確認してください。

トレンド:年内入試の増加

近年の大学入試は、総合型選抜や学校推薦型選抜で年内に合格が決まる流れが顕著です。国公立大学でも導入が進んでいますが、特に私立大学ではその比率が高く、最新の文部科学省データによると、私立大学における総合型選抜と学校推薦型選抜を合わせた入学者割合は約 59.3 % に上ります

一方、従来の「一般選抜」は依然として重要ですが、入試の主戦場が年内へシフトしているのが現在のトレンドです。受験生にとっては、早期からの準備と多面的な対策が求められる時代になっています。


ナレッジステーションの関連情報


ホームページの位置

└  総合型選抜のミニ解説-大学入試

TOPへ