【文部科学省公表】2026年度大学入試、条件付きで“年内の学力検査”も可能に

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文部科学省公表から

文部科学省は2025年(令和7年)6月3日、「令和8年度(2026年度)大学入学者選抜実施要項」を公表。大学入試の透明性や公平性を確保しつつ、多様な選抜方法を柔軟に運用するための基本的な方針が示されました。

今回注目されたのは、2月1日以前に実施される入試における「学力検査」の取り扱いです。
従来、学力検査は原則として2月1日以降に実施することとされていましたが、本要項では、小論文や面接、実技検査、活動報告書、学修計画書などと組み合わせるなど、複数の評価方法を用いて「丁寧な評価」を行うことを条件に、2月1日以前の学力検査も認められることになりました。

あわせて、小論文等の設問が単なる知識問題とならないよう留意することや、学校推薦型選抜では推薦要件を具体的に設定し、募集要項に明記することも義務付けられています。

令和8年度入試要項の7大ポイント

  1. 基本方針の明確化
    多面的・総合的評価を原則とし、能力・意欲・適性を公平に評価するよう求められています
  2. 年内学力検査の条件付き容認
    2月1日以前の学力検査は、他の評価方法(小論文・面接・実技等)と必ず組み合わせることが条件
    (総合型・学校推薦型選抜)要項第6の3〜5に掲げる評価方法
  3. 評価手法の併用義務
    学力検査を前倒しで行う場合、小論文や活動報告書など複数の手法の併用が必須
  4. 丁寧な評価”の実施
    複数評価を組み合わせることで、受験生一人ひとりを丁寧に評価する枠組みとする
  5. 設問内容への配慮
    小論文等は知識詰込み型ではなく、思考・判断力・表現力を評価する形式であることが求める
    具体例として 思考・判断・表現力を測る設問設計 など
  6. 推薦要件の明記義務
    学校推薦型選抜では推薦要件を具体的に設定し、募集要項への掲載が義務
  7. 試験日程・評価方法の公表
    6月3日から7月31日までに個別試験の日程・教科・評価方法を公表し、後の変更は不可と定めています

文部科学省の情報

入学者選抜実施要項:文部科学省

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