デジタル庁が進める国家資格等のオンライン・デジタル化

オンライン・デジタル化の概要

デジタル庁は 2025 年８月６日を皮切りに、医師・建築士・行政書士など 84 の国家資格等 を「マイナポータル」経由で申請・登録できる オンライン・デジタル化 を段階的にスタートさせます。狙いは ①紙と郵送に依存していた手続きをオンライン完結に置き換え、②マイナンバー連携で住民票や戸籍証明の添付を省略し、③電子署名入り「デジタル資格者証」を発行して本人確認や資格提示をワンストップ化すること。

2026 年度には新規登録も全面オンライン化される予定で、厚生労働省を中心に11 省庁・３庁が連携。これにより年間数千万件規模の資格関連手続きがデジタル移行し、資格保有者・事業者・行政の三者にとって大幅な時間短縮とコスト削減が見込まれます。

資格と学校

資格取得は、進学の目的の一つの重要情報

では、どんな資格がデジタル化に？
医療・建築・福祉・観光など、デジタル庁が整理した84の国家資格等は、専門学校や大学の教育課程と直結しています。進学先で取得を目指す国家資格を見通すことで、学校選びにも具体性が生まれるのではないでしょうか？
デジタル庁が公開した資格名を一覧で整理してみました。

税・社会保障等：デジタル庁区分

税・社会保障等以外：デジタル庁区分

┝  デジタル庁

└ 国家資格等オンライン・デジタル化の開始について

└  └  国家資格等のオンライン・デジタル化

関連情報

国家資格とは？ – 文部科学省

国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。

運転免許に関する各種情報 – 警察庁

└ マイナンバーカードと運転免許証の一体化 – 警視庁

業務独占資格は国家資格の分類の一つ。その資格を有する者でなければ携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格をいう…

**技能検定とは -　厚生労働省

働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で133職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。

└  技能検定職種一覧表

まとめ

教育って、いろんな役所とつながっている！

教育の制度や方針といえば、たいていは文部科学省の仕事として語られます。もちろん、学校教育や学習指導要領といった基本的な枠組みは文部科学省の担当です。
でも実は、看護師や建築士、調理師といった資格の制度や試験、免許の試験では、厚生労働省や国土交通省、経済産業省など、さまざまな省庁が関わっています。つまり、教育の世界でも複数の役所が方針を決めています。今回のデジタル庁の取り組みは、資格それぞれの情報が「デジタルで」「オンラインで」「つながる」ことを実感させる動きです。

オンライン資格化カレンダー

「いつからオンライン手続きが始まるのか？」
ジタル庁のホームページでは、対象資格ごとのスケジュールが掲載されています。ぜひご参照ください。

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デジタル庁記載のものをナレッジステーションがスクリーンショット（アクセス日：2025年6月11日）